とうとつですが、
赤毛のアンが好きだ。
モンゴメリのような作家は私の理想だし、目標でもあったりする。
まず、読者が目に浮かぶような描写。
文章でアレだけカナダの美しい自然を表現できる人はいないんじゃないだろうか。
もちろん、私の数少ない読書歴の中だけでの話しだけれど。
仮にそうだとしても、素晴らしい描写は、真似できない。
でも、あれだけ人物たちの暮らす環境を描ける力ってのは、ほしいなぁ。
そして、赤毛のアンの魅力は、なんと言ってもアンの人柄だと思う。
彼女は、ものすごいポジティブな人だと思う。
当たり前のように妖精の世界を感じていて、周りの人を戸惑わせたりするようなことを言うけれど、
それがわがままじゃないってところがまたいい。
子どもにありがちな駄々コネとかなくて、自分の中に完結したもうひとつの世界を持ってる。
人に迷惑をかけるような巻き込み方じゃない。
人が自分から引き込まれてしまう、そしてそれを心地いいと思ってしまう魅力が彼女にはあるんだと思う。
さらに、アンを取り巻く人々もまた素敵な人たちばかりだ。
この本に出会ったのは小学生のときだったけど、
今でも、そしてこれからも、きっと変わらず面白い美しい物語として、私の心の中で生きていくんだろうな。


ウィンドウを閉じてお戻りください。





検索サイトからお越しの方は、下のバナーから入り口へどうぞ。